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  Kazu 山本号 製作手順       (会員山本氏のご了解・指導のもと、掲載しています)         戻る

   
原図の準備  印刷後、サンディングシーラをかけ乾燥させます。
胴体BOXの製作@ 胴体BOXから製作します。
BOXを切る前に、すじを入れる。BOXの精度を決める重要な作業です。
A 一枚目、二枚目それぞれしごいて成形し、1枚目を巻き芯に合わせしごいていきます。
紙の巻き方は、上下2、左右3になり、さらに後ろから見て図面のように巻きます。右投げなので左スパイラルに強い方向で巻いています。網掛けのりしろが透けて見えるはずなのでそれを目印にすると間違えないで巻けます。
B 1枚目の印し(・、…)の無い方にセメダインぬる。
接着剤はセメダインC91もしくは82くらいで薄めて写真の容器に移します。

のりしろ部分の真ん中あたりに1.5mmほどの太さで接着剤を流します。これくらいで接着剤のはみだしが少なく十分に接着します。

 C 一枚目を巻きつける際の心材は、
上の棒;3ミリ角桧棒僅かにテーパを付け、ローを
     塗り、抜け易くしておく。
下の棒;3ミリの真鍮角パイプ
どちらでもいいですが、
左の写真は、真鍮パイプを差込んだ状況です。
D 目印の・の反対側に、接着剤を塗布し、巻き始めます。
L型ピンセットでしごきながら、四角を成形して行きます。
E すべての面にセメダインを塗布しおわったら、アルミアングルに挟み、上からも角材(3ミリ×20ミリ)で
押さえながらクランプし、乾燥させる。
F 完成した胴体ボックスの状況。
胴体BOXと胴体の接合@ 胴体カバーを切り出した後、完成した胴体BOXを底面に接着します。
この際、BOXの2枚目の方が上下、3枚接着が左右になります。
はみ出したセメダインをふき取り、サイドか固まらないよう注意。
A 胴体カバーとBOXをアルミアングルに挟み固定し乾燥させます。
次に、上部の胴体カバー仮面とBOXの上面を接着させますが、この時もサイドは、まだ接着させません。
B BOXの下面・上面が乾燥後、カバーの左右の面にセメダインを塗り、接着させます。
C はみ出したセメンダインは、半がわきの内に、ラバークリーナでふき取ります。この後BOXを巻くところも接着させます。沢山はみ出したセメダインは、キッチンペーパでふき取とると楽です。
D 好き好きですが、尾翼下部のBOX部分を、後ろから31ミリ、再後端の1.5mmのところでテーパに切落とし、カバーを貼ります。
この加工は、なくてもOK。
E 完成した胴体部分。約6.0g。
主翼の製作
@
主翼部品を切り出し、次に折り線をけがいて行きますが、裏側をけがきますので始点、終点にマークをつけます。
A 主翼前縁部分をきちっと折るための作業です。
しっかりとけがいて折り曲げ、フィルムケースのようなものでかなり強くなぞります。
B 写真は、R付きの定規を使っています。
次にキャンバーの丸みをつけます。写真は、百円ショップで購入した台と縁に半丸15mmが貼り付けてあります。
C

ここに写真のように主翼をあてがい定規で押さえます。
写真は、片手だけで押さえてますが、実際は反対の手で指を広げまんべんなく押さえます。

D 主翼補強のため裏側へバンザイ防止を貼ります。切り出したら写真のようにRを付けます。
主翼上面の裏側へ合わせセメダインで接着します。
E こんな感じになります。
主翼桁ですが、積層タイプ(4枚)、1oイラストボード、BOXタイプ(結構むずかしい)でも結構です。
F 写真は、BOXタイプです。桁は、3Mで接着します。固定治具&クリップで押さえます。
G 乾燥後、桁のサイドに補強のため、上面に3Mを塗布します。また、主翼前縁部の補強のため、セメダインを塗ります。
H まだこの時は、アンダーキャンバーの糊代には、接着剤を入れないでください。
I 定規をきっちり当てて、折り返します。ここがあいまいだと後々の捻じれの原因にもなりかねないのできっちりと折ります。
定規などで糊代部を持ち上げスコッチ3Mで接着します。
J 生乾きのうちに、ゲージを使いキャンバー角度を
決めます。接着は、スコッチ3Mを使用し、はみ出しはラバークリーナでふき取ります。
K

固定治具で押さえ込むまえに紙厚をそろえるため同じ厚みの紙片を写真(分り辛いですが)のように入れてください。クリップで固定します。

L   

翼端補強の部分を逆に折り曲げ接着剤を塗布します。
角度を確認したらズレている部分をカットします。次に翼端補強の部品を貼り付けます。

M  

貼り合わせるときは、今回も補強部分が紙一枚分の段差がありますので同じ厚みの紙片を入れてから治具で固定してください。

N 出来あがった両翼を合わせ裏からマスキングテープで貼り付け仮止めします。
先に表に貼ると裏を貼る際に位置が決まります。
O 主翼を固定する部品ですが、黒丸より前方は切り込みを入れてそれより後方はカッターで折り線をなぞります。 
ここで再度ゲージをあてて上反角を確認しておきます。
P 次にもう一つの補強を上から貼ります。
Q   コピー紙の型が残ってますが、最初にマスキングで仮止めしたところに、このパーツをセメダインCで貼り付けます。これがあるのとないのでは、翼の剛性が全然違います。
R 翼端の折れ目に接着剤を流し、補強の方へも接着剤を塗ります。これもセメダインCです。
これで主翼の完成です。後は、ペーパで仕上げるだけです。
約8.2gです。
尾翼の製作
@
水平尾翼、垂直尾翼を切り出します。
水平尾翼の折り曲げ部分、す直尾翼を張り付けるところは、紙の表面を一枚めくります。垂直のヒケが防止できます。
A 尾翼の完成です。 1.6g
組み立てまでこの状態で保管します。
組立@
  いよいよ組立です。胴体の主翼受けにたっぷりセメダインを塗り、取り付けます。従来、百均のクランプを使っていましたが、主翼上面にクランプ痕がつくため写真のような面で当たるクランプを作りました。
A   セメダインが半乾きのうちに、主翼の左右の高さを合わせておきます。
B 尾翼を胴体BOX後端から40mmの位置に取り付けます。後端から15mm後ろに出ます。
C 主翼中央部にカバーを取り付けます。長さは、80mm程度。
主翼下面に後端から12.5mmの位置に重心位置を記入します。
D 錘をのせ重心調整します。
調整後、胴体前部のカバーと取り付けます。
これで完成です。
重心
調整
重心調整の状況です。
若干後ろに来ていますが、スポンジを載せれば丁度いいかも。
塗装無しで、18.16g(参考値)です。
後は、塗装です。
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